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最終回 続ケイトとピーター(その3)

(この記事は下の記事のその下の記事から始まっています。その1から読んでください。もしよかったら)

ということで、コピーして返せと言われた論文をコピーしている間にピーターはさっさと帰り支度をして帰ろうとしていたのだが、廊下で工事をしているお兄ちゃんをからかっていたので手間取って、私と廊下でまた会うことになった。

「あっ、あの、この論文はどうしたらいいんでしょう?」
「僕のオフィスのドアの下に突っ込んでおいてくれ(トクピシンで)」
「えっ?ソ、ソーリー?(英語で、すみませんもう一度お願いしますの意)」

「だから、僕の部屋のドアの下に突っ込んでおけって言ってるだろう!」
と、ここで二つ下の記事の冒頭に戻ります。

んなこと急にトクピシンで怒鳴られたってさあ、「ひー!わかりました。ドアの下!」ということで、あまり慌てて突っ込んだので、私は突っ込むべきオリジナルを自分の手元に残し、コピーしたほうを突っ込んでしまい、あわててまたドアの下を探ってコピーを取り返してオリジナルを今度は間違いなく突っ込んだ。

やれやれ、まったく私は自分より強いものには弱いんだからさあ、優しく接してよね、と思いつつ、エレベーターに乗ったら、次の階でエレベーターが止まってまたピーターが乗ってきた。

「なんだ、研究室で勉強してるんじゃなかったのか、こんなとこで何を遊んでいるんだ」と言われたので「mi mas go long liklik haus!」、直訳すれば「小さい家に行かねばならない」つまり「トイレ行くんです!」

やたー、ピーターに言い返したぞ。

ということで、東西の両横綱のうち、ケイトの手を無事に離れることができましたので、このシリーズはこれにて最終回にさせていただきます。ご声援ありがとうございました。

なお、ピーターねたは今後も増えていくと思いますので、引き続きご支援のほど、よろしくお願い申し上げます。
by warabimochi57 | 2007-01-25 20:36

謹製 さつき


by warabimochi57