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She has gone

夜の10時40分に電話が来たので私はとうとう切れて、大家さんにメールを出した。「彼女が電話してくるのをやめないなら、私が出て行きます。ちなみに昨晩は8時半から10時まで、10分おきに電話がきました」

大家からの返事
「あなたにとっていいニュースですが、彼女は今日の3時に出て行きます」

ということで、今度こそ本当にイライザは出て行った。やはり別れの挨拶も何もなかった。もはや友達でもなんでもなかったので、挨拶もいらないのだが。

おかげさまでoffensiveとかdemandingとかselfishとか他人をけなす言葉をいろいろ組み合わせて使えるようになった。どう努力してもどうにもならない人間関係というのは、離れる以外に方法はない。

昨日は、例の英語コースで一緒だった日本人の女の子と食事をして、イライザの話やらとても英語とは思えない自分語を話すおじさんの話をしたら「いろんな経験をしていて楽しそうだね」といわれた。

なんか違うような気もするけどネタ的にはオッケーだからいいか。といいつつ、本当に私が病気になりそうだったぞ、イライザ。どうか私とは関係ない世界で幸せに生きてくれ。
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by warabimochi57 | 2007-02-28 22:28 | Comments(0)

少しさびしいね

たどたどしいというのはほめ言葉ではないが、たどたどしいがゆえに人の心を打つコミュニケーションは、たとえば野口英世の母の手紙のように、存在する。

ニュージーランドにいるマレーシア人の友人アンからメールが来た。彼女はニュージーランドでも何人かの日本人に出会ったという。

Their accent made me think of you. It made me a bit sabishii.

「その人たちの訛りを聞くとあなたのことを思って少しサビシイ(気持ち)になりました。」

アンの周りの日本人達も、きっと私と同じように英語がたどたどしくて、でもその日本語訛りのおかげで彼女は私のことを思い出してくれた。そして私は、a bit (少し)sabishii と突然出てくる日本語に、アンのたどたどしい日本語を思い出してやはり少しさびしくなる。

いつもなんとかして訛りを目立たなくしよう、失くさないまでも極力減らそうと努力しているけど(全然努力してるように見えへんぞ、という突っ込みは却下)すらすらと話せるようになってしまったらこういうちょっとさびしいけどちょっと嬉しい楽しみはなくなってしまうのかな。(そんな心配全然ないから大丈夫という突っ込みも却下)

決して「読み書きの力はこの半年でずいぶんついたのだけど、聞くのと話すのがまだまだ」とメールを書いたそばからそのメールが間違いだらけだったという笑えない事態を正当化しているのではありません。

↑あんまり例のおじさんをあっちこっちでネタにして、自分も他人のこと言えへんのに笑っていた罰が当たったのか?Serves me right?
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by warabimochi57 | 2007-02-27 20:42 | Comments(2)

一生悩み続ける人

英語に堪能な、とはいわないけど私よりはずっとましな人が英語ができないことでかなり悩んでいて助言を求められた。

「自分より下手な人に助言を求めてはいけない」
と助言してあげようかと思ったけど、とりあえず無難なところで「そう思っているのはあなただけではない」とか言っておいた。

私よりはるかにできる人が私よりはるかに悩んでいる一方で、悪いけど私よりはるかにできないおじさん(例の)は私よりはるかに自信を持っている。

なぜだ。なぜ
できる→自信を持つ
できない→悩む

にならなくてこの矢印がクロスしているのだ?私としては、できるのにうだうだ悩んでいる人を見ているとものすごくもったいないと思い、できないのに自信満々のおっさんを見ているともう放っておこうと思う。

つまり、悩むとか自信をもつというのは、その人たちにとってはたぶん、結果は関係なくて単に本来の性格なんだろうな。悩む人は郵便ポストが赤いのにも悩み、自信を持つ人は電信柱が高いのにも自信を持つ。

どっちかといえば私はこのおじさん寄りなんだよな・・・というのは最近直視しないようにしている事実です。
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by warabimochi57 | 2007-02-26 22:08 | Comments(0)

昨日甘納豆今日ケーキ

昨日、六角形の箱に入った大粒の、見るからに値段も高くて高級そうで絶対おいしいに決まっている甘納豆をもらったのに既に賞味期限×4回ぐらいは経っていて(賞味期限の記載は探したのだがなかった)食べられた代物ではなく、泣く泣く箱ごと捨てたのは前回書いたとおりである。

今日は簡単な昼食を自室で食べて、その後の洗い物だけを食堂に持って行ってすることにした。で、汚れた皿やら炊飯器のお釜やらを持って洗いに行ったところ、テーブルの上においしそうなチーズケーキが置いてあってHelp yourself(ご自由にどうぞ)とメモが付いていた。

こういうことをするのはベティーナに決まっていて、ベティーナの作るケーキはおいしい。すなわち、こちらではめったにない、甘すぎないケーキを食べるチャンスである。

私はちょうど、洗い物の後にはコーヒーと思っていたので、嬉しいな、お皿もって来なきゃと思いながら洗い物をしていた。2切れもらったらダメかなあ、ベティーナのケーキは人気高いからなあと鼻歌気分で洗い物をしていると、そこへ当のベティーナがやってきて「ハロー」というので、「ハロー」だけ言って、洗い物が佳境に入っていたのでそちらは振り返らなかった。そして、全ての洗い物を終えて、さあケーキと思ってみると、ケーキはベティーナとともに消えてしまっていた。中庭のほうから声がするので、そっちに客が来たかなんかしてベティーナが持っていってしまったのである。恐らく、あのーケーキ欲しいんですけど、とそっちへ行ったら分けてもらえることは間違いないのだが、いまいち踏み切れない。

昨日といい今日といい、甘すぎない甘いもの、しかもおいしいことは保証つきのものに出会えた!という胸の高鳴りまで行っておきながら外されるのはどういうことだろう。甘いもの、甘すぎない甘いものが食べたい。しっとりした甘納豆とか香り高いチーズケーキとか・・・

がっくりきて淹れたコーヒーは煮詰まってエスプレッソになってしまった。ううう・・・
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by warabimochi57 | 2007-02-25 12:20 | Comments(0)

ポーカーマシンデビュー

今日はアイリーンとビーチへ行ってきた。ビーチと行っても、景色の綺麗なところを車でぐるぐるして、アイスクリーム食べて、見晴らしの良いホテルでお茶しただけで泳いだわけではない。

で、アイリーンが「2ドルを無駄遣いする方法を教えてあげる」というので二人でホテルのカジノへ。チップもおごってくれたので他人の金でこちらにきて初めてギャンブルをした。たった2ドル(200円ぐらい)でずいぶん長く遊べるので驚く。どっちみち失くすのだが、ゲイシャガールがにっこりすると40セント出てくるマシーンはそれなりに面白かった。

まだ私はギャンブル歴は言語学歴より長いしラスベガスで一晩で失くした金額はとてもここには書けないけど、素人みたいな顔をしていた。勿論玄人ではないけど。

その後「うちでスパゲティを食べていくか、それとも勉強したいなら送るけど」と言われて勿論スパゲティをいただく。アイリーンとスクラブルゲームをやり、ビールをコップ一杯いただいて帰ってきたら、アパートの前の中華料理店で獅子舞をやっていて無茶苦茶うるさかった。というか、今夜中の12時過ぎてるのにまだやっている。いい加減にしなさい。

さらにスパゲティの残りやらなんやらまた色々もらってきたのだが、一つ、「日本人の生徒さんのお土産にいただいたものだけど食べきれないから、中を見て、もしまだ大丈夫だったら食べて」といわれていただいた甘納豆は、大変な高級品なのにものすごくおいしそうなのにもう全然だめになっていて、箱ごと捨てざるを得なかった。もったいなすぎる。今度からもらったらすぐください。

ピーターがいないと思って息抜きしすぎ?という心の声は無視、無視。
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by warabimochi57 | 2007-02-24 23:09 | Comments(0)

アホとの戦い

(下の記事の続き)

でもって、一番ショックだったのは、このプログラムで正味3時間半ぐらい英語を聞いて、半年経ってもほとんどリスニング力が伸びていないのがわかったことだった。

やっぱ質疑応答がまだ全然ダメで、質問が何を言っているのかわからない。そしてしばらく訳のわからない質問が続くと、つい心があさっての方向に飛んでいってしまう。

でもまあいいや。最近私はわかった。学業とは、自分のアホとの戦いと見つけたり、なのだ。毎日毎日、自分自身のアホさにうんざりし、げんなりし、がっかりしては気を取り直す。その繰り返し。

そしてこの敵は、全然懲りないセクハラおやじとか、変なものに凝り固まって他人の話を聞いていないおばさんとか、そんなのよりずっと手ごわい。まあそれだけに戦いもやりがいがある。だからまあ、課題がはっきり見えるのはいいことだ。ということにしよう。

この席ではケイトやらマーガレットやらミシェル(英語の先生の中で一人若いのでこっそりなついているお姉さん)にも出会った。マーガレットは最初に担任していた私たちをケイトに任せた後中国に行って最近帰って来たところで懐かしく挨拶する。「ご存知だと思いますが、英語コースは延長を課されていたんだけど、幸い無事終わりました」と報告すると、勿論ケイトとツーカーだから既に知ってるんだけど、喜んでくれた。

そしてケイト。
「あのー、うちの教授から連絡が行ったでしょうか?」
と私は聞いてみた。ピーターは確かに自分で「ケイトには連絡する」と言っていたし、その後私の研究計画にもサインをくれたので、彼が合格点を出してくれたことは間違いないのだが、ほんとにケイトに連絡したのかどうか、求められていたコメントを出したのかどうかは私は知らない。

勿論彼はコメントをくれたし、あのエッセイ(レポート)についてハッピーだと言っていた、私たちはとても円滑にいいコミュニケーションができたのだ、とケイトはいう。知らなかった。ケイトとピーターは知らない間に丸く収まっていて、そしていつも基本的なことで怒られてボコボコにされていても、ピーターはケイトにはハッピーだと言ってくれてたのか。

半年いてもリスニングが上達しないアホにも負けず、またもっと戦い続けなあかんのやなと決意を新たにする。このプログラムに今出られたのは実はよかったのかもしれない。

なお、研究室に一人新しいピーターの生徒さん(イラン人)が入ってきて、その人の英語コースの担任はまたケイトなので、また新しく戦いが始まるかもしれないのですが、残念ながら私の管轄ではなくなってしまいました。
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by warabimochi57 | 2007-02-23 20:55 | Comments(0)

ペーパーイタリアン

今日は朝一で「インダクション・プログラム」なるものに参加した。リサーチコースの学生には入学時に必修なのだが、私は入学が遅れたのでその時欠席した分、今出なくてはならない。「スーパーバイジング(指導教官に指導を受けること)」とは何か、みたいな、もう半年十分しごかれてますからいいです、といいたいメニューで4時間拘束される。

ということでメニューそのものはあまり面白くないのだが、なぜか私と同時期に入学してこのプログラムは終わっているはずの友人達とたくさん出会う。

「なんでこんなとこにいるのよ?」
と聞くと「いやー、前回寝過ごしちゃって」とか「家を見つけるのに必死で忘れてた」とか間抜けな奴も何人かいた。

そんな間抜けな一人、バングラデシュのY君(名前が覚えられない)は、実は私がこっちへ来てから出会った中で一番の男前なので再会できて嬉しい。その友人のイタリア人のアントニオ君と、しばらく3人でしゃべっていて、Y君がアントニオに「そういえば彼女(私のこと)は日本人だよ」と言った。途端にアントニオは「なんだ、日本の方だったんですか」と完璧な日本語になった。

アントニオという名前、そしてどっからどう見てもイタリア人の顔で完璧な日本語を話すので一瞬びっくりしていると、完璧なのも当たり前、アントニオの母語は日本語だという。日本で育ち、日本歴20年以上で、アルゼンチンにも少しいたのでスペイン語も少々、でも親がイタリア人だからパスポートはイタリア人だけどイタリア語は話せない。スペイン語と似てるから少しはわかるけど、ということで

領事館で彼がパスポートを更新しようとすると、係の人は当然イタリア語で話しかけてくる。「すみません、英語か日本語かスペイン語でお願いします」というと係の人はどう見てもイタリア人の名前とイタリア人の顔を見比べてきょとんとするのだ、という。

「だから僕はペーパーイタリアンなのさ、はっはっは」とアントニオは笑って、日本語にペーパードライバーという言葉があって、僕は書類の上だけイタリアンだから、とY君に説明していた。ふうん、ペーパードライバーって和製英語やったんか。

「あなたのことを覚えています」というベトナム人女性にも話しかけられた。IBP(英語補習コース)は少人数のクラスのほかに大人数のワークショップもあったので、そこで出会って覚えているということになるが、私はその大人数のほうではほとんど発言した記憶がない。なんで私のことを覚えているのだろう、もしかしてあんまり一人でポカーンとしてたので覚えられているのだろうか。(この項続く)
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by warabimochi57 | 2007-02-23 20:08 | Comments(0)

うまいんだ、これが。

スーパーで買い物をしていたところ、洋梨が積んであるかごの前で二人のおじさんが議論していた。私には聞き取りにくい訛りの英語だが、要するに片方のおじさんがもう片方に、いかに洋梨がうまいか、ということを説明している。

うまいんだ、物凄くうまいんだ、めちゃめちゃうまいんだ、ともかくうまいんだ!

で、もう一人は「えー、これがあ?ほんとかよ」みたいな半信半疑の感じ。洋梨は今までに食べたことがないらしい。「こんなに言ってるのにまだわからないのか!」みたいな感じでしびれを切らした洋梨おじさんは、突然言語を英語からなんかわからない、たぶんどこかヨーロッパの言語に切り替えて、今までの2倍ぐらいの早口でべらべらべらっとまくしたてた。

「べらべらべらべらべらっ!」
「○△&%$#*@+?」
「べらべらべらべらべらべらっ!!」

と、その結果、この半信半疑だったおじさんは納得したとみえてその洋梨を5つばかり、自分のカートに入れたのだった。私もついつられて、1コ買ってしまった。いやあ、言語の力って偉大ですね。

一連の発話行為の中で言語が替わる現象を専門用語で「コード・スイッチング」というのですが、この場面をビデオに撮っておいたらよい実例になっただろうなあ。あのべらべらっというのが何語なのか、そして何を言っているのかわかったらもっと面白かったのだろうけど。ていうか、実際は納得してたんじゃなくて「もうなんでもいいけど予算こんだけしかないんだから今日は洋梨にしとけよ」みたいなことを言っていたのかもしれませんが。
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by warabimochi57 | 2007-02-22 21:37 | Comments(0)

やっと I love you が言えた

セバスチャンに。

というのは、こないだから読んでいた超くだらない通俗小説、アイリーン(元闘士)にもらったアーリア(86歳)のお気に入り、バーバラ・カートランドという作家のじゃじゃ馬花嫁の話の結末です。

先日出だしの部分のあらすじを書きましたが、結局、父親の借金をチャラにするかわりにプレイボーイの金持ちと結婚した不細工な妹娘(姉は美人)のルーシンダは、最後にそのプレイボーイの夫のセバスチャンと愛し合うようになる、というくだらなさもここまで極まったら芸術だな、ぐらいのくだらないお話でした。

でも面白かった。なんせ荒唐無稽なのでなんでもありなのです。シンデレラストーリーも、殺人未遂事件も、愚かな両親、なんでも知っている馬の世話係のおじいさん、親友の恋人への横恋慕、戦争、ナポレオン(も出てくるのだ、この小説に)、美しいモデルの愛人、偽手紙でおびき出される恋人。

ただ一つ、許せなかったことは、不細工な主人公が途中から美人になってしまうことで、これは話の展開上主人公が不細工では進まないので仕方ないんだけど、それはちょっといただけなかった。

まあでも、その点に目をつぶるなら、荒唐無稽な物語の世界は私が帰るべき故郷だから、楽しかった。86歳のアーリアもこの物語の中に故郷を見出しているのだろうか。
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by warabimochi57 | 2007-02-22 20:25 | Comments(0)

郷ひろみで女性票を取り返す

人気取りにしてもなんでまた郷ひろみなんだ、というのはともかく

自民党が郷ひろみに立候補を打診したというニュース

以下引用 (傍線は私)

自民党内には「郷さんが比例代表から出れば、宮崎県知事選の『そのまんま東現象』で懸念される無党派層に向けた特効薬になる。特に柳沢伯夫厚生労働相の『女性は産む機械』発言で失った女性票を取り戻すことができる」(参院議員)との声も上がっている。

引用終わり

私はこの(参院議員)は誰やねん、ということをはっきりさせて欲しいぞ。「女性は産む機械」発言は郷ひろみでチャラにできるというその認識こそ「女性票」にケンカ売ってるとしか思えないけど、勝負できるほど君は男前なちゃんとした政策を持っているのか?

小学校の学級委員長でも有権者はもうちょっと考えて投票すると思う。自民党もいくら焦っているにしてもまだまだ強いんやから、あんまりな人気取りはやめたらどうですか。余計なお世話ですが。
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by warabimochi57 | 2007-02-21 20:31 | Comments(2)

謹製 さつき


by warabimochi57
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