<   2006年 04月 ( 24 )   > この月の画像一覧

ケセラセラ

今度はしばらく逃げられません。明日の早朝からまた入院してきます。

主治医がこないだ書いたとおり若いお兄さん、そして別に担当医がいてそれは若いお姉さん。先日、「足の動脈から血をとる」という検査のときも、若い研修医さんがさんざん私の足の付け根をなでまわして泣きそうになってもできなかった採血をぱっぱっと片付けて、うわあこのお姉さんかっこいいなあと思いました。お兄さん先生の方はヌボーとしてますが、まあお任せするわ、うまくやってください。

今日の新聞には安野光雅も肺ガンだったとありました。放射線で治ったらしい。少し前まではそんな記事に目を留めることもなかったかも知れないけれど、既に病気になって世界が広がったのを感じます。

ケセラセラ。なるようになるでしょう。ちゃっちゃと行ってちゃっちゃと片付けてきたいと思います。しばしごきげんよう。
[PR]
by warabimochi57 | 2006-04-24 00:00 | Comments(5)

いきなり外泊

今日私は入院したんですが入院したその日に外泊許可がおりたので帰ってきていま家にいます。採血とレントゲンと心電図やったぐらいで、病院のベッドの上で昼寝して帰ってきました。

3人部屋の真ん中のベッドで両隣はおばあさん。一人のおばあさんは私を見て「わっかいお姉ちゃんやなあー」と驚き、しかし外泊するので寝巻きから普通の服に着替えて座っていたところまた私を見て「あのー奥さんですか、今日入りはった人。さっきの若い人とは違うみたいやけど」とボケてくれました。パジャマは若く見えるようです。しかし確かに病棟を見渡してもジジババばっかしで、心臓と肺の関係の患者はやはり高齢者が多いようです。なんやねん、私は。

昼ごはんは薄ボケた味のカレイの煮付け、薄甘いさつまいもの煮付けとピーナツ和えといういかにも病人の食卓でした。明日以降はメニューから選べるのでうな丼を選んだのですが外泊のためキャンセル。うなぎ食べたかった。

という訳で今日はほぼベッド確保のためらしい入院、土日はまた狸と花見、ではなくて勉強でもして来週から本格的に入院、手術になります。しばし執行猶予。
[PR]
by warabimochi57 | 2006-04-21 21:12 | Comments(2)

消したい過去

男がらみは意外に少ない。

二人で飲みにいって初めて「この人はコミュニケーションが成立しない相手だ」と気づいたことがある。最初から最後まで全部自分のことをしゃべっていて、要約すると一晩で「どうだ俺はすごいだろう」という話だった。

そんな人を好きになった自分を大反省したのに、全く同じことがもう一度あった。

だからこの2つの過去は消すわけにいかない。ちゃんと覚えておかないとまた繰り返すから。しかし私の教訓としてはそれでいいのだけれど、あそこできっぱりと否定しなかったのは社会に対して申し訳ないという思いに今も心が痛む。

まあしかし、そんなのは例外のほうでビタースイートメモリーもまあまああるのだ。ほとんど全部ビターでどこがスイートなのかわからないにしても苦いからといって消したいとは限らない。

というようなどうでもいいことを、友人に手紙を書きながら考えていた。明日から入院。

手術までに一度外泊で帰ってくるかもしれません。お見舞いなどはお気遣いにならないでください。特に学生の友人の皆さんは気にしないで勉強しててください。私も勉強道具をもっていこうと思います。勉強したいという気持ちが今の自分を支えている(気のせいやともう一人の自分は言っているけど)ので。

楽しみですね、全身麻酔。では、自分の健闘を祈ります。
[PR]
by warabimochi57 | 2006-04-20 21:56 | Comments(6)

目標ができたよ

オーストラリアへ向かって飛び立っているはずだった今日。四十路にリーチがかかっていて貯金はゼロ、ガンを抱えて裏山の狸と花見に明け暮れている場合だろうか・・・と思いながらもまた彦根城に一人で花見に行ったのであるが、帰ったらアデレード大学の事務の人からメールが来ていた。

事前の英語コースを短縮することはできない。でももし、大学院が始まる前にTOEFLを受けて規定の点数を取ったら英語コースはなしにして直接院に来てもよい。もしくは次の学期の始まる秋まで入学を延期してもよい。

つまりは、遅れるけどどっちにしても大学院には入れてくれるということです。よかったよー留学はなしってことにはならなかった。

手術の後にTOEFLを受けて、その上で次の作戦を練るということになりました。目標ができた。狸と花見してなくてもよくなりました。

彦根城は満開の桜でした。私の春もまだこれから。

a0058784_20145943.jpg

[PR]
by warabimochi57 | 2006-04-18 20:15 | Comments(5)

里山のニュース

隣の家の縁の下をうろうろしていた狸はお腹が大きい。もうすぐ赤ちゃんが生まれる狸と見る人もいない里山の桜を見る。

a0058784_20192481.jpg

[PR]
by warabimochi57 | 2006-04-17 20:19 | Comments(1)

スヌーピーの洗面器

いや、遠足前夜みたいで楽しいですね。入院グッズを揃えるのはね。

洗面器はスヌーピーがよいなあ。それからマグネット将棋を持ち込んで将棋の手筋を覚えたいと思う。ガウンだけは普通に大人らしいのを買ってもいいけど、ど派手なかわいいのがあったらそれでもいい。

「入院のしおり」には6人部屋だと書いてあった。私はそれでいいのだが、歯軋りが激しいのでたぶん同室の人はえらい迷惑だと思う。だから近隣の患者さんから苦情が出て個室に移されたりしたらラッキーだなあ。でも歯軋りぐらいで個室に移していたら個室がいくらあっても足りないだろうなあ。

そんなわけで今日はスヌーピーの洗面器を探したのだがなかったので(ネット上にはあったけど現物が見たい)さらに大きなおもちゃやなどを見て廻りたいと思う。

スヌーピーでもなんでもいいのではなくて気に入ったのでないとあかんのよね。このあたり、やっぱし遠足のおやつを買うのに近い気がする。いやむしろキャンプか。少し不自由なのがまた楽しみがあり。出し物は考えなくてもええんやけど。
[PR]
by warabimochi57 | 2006-04-15 21:09 | Comments(2)

ボケと平和について

祖母は亡くなる前はボケていて、病院のベッドの上で「ワシはどっこもワルない」と健康を誇っていた。それは周りのものにとっては少し救いでもあった。

事の重要性を認識していない人にとって、事は重要ではないのだ。

まるで他人事のような冷静さでガンを語る私に、何人かの人は感嘆してくれたのだけど、違うような気がする。これを重要なことと捉える能力が欠落しているだけであろう。早い話がこういうことに関しては私は生まれつきボケているのである。

教育基本法の改正に反対する。

でも正直言って、戦う前に負けるだろうと思っている。愛国心が戦争やら差別やら偏狭なナショナリズムに結びつくからではなくて、とにかく全てのものに対して全然誰をも何をも愛さないという選択肢を残しておいて欲しい、もう少し言葉を足すと心の内面に干渉されるいわれはない、からなのだけどそれは私にはガンなんかよりずっと重要なのだけど

「愛さないことが重要だ」なんて言っても、我ながら説得力がない。そんなことが重要な人はたいてい自分勝手な人なので、どう考えてもこの勝負は勝てるわけがない。

この世に愛がなかったら、どんなに平和だろうと思うのだけど、思うだけにしておこう。
[PR]
by warabimochi57 | 2006-04-15 20:33 | Comments(3)

歯医者 (続・ケアンズレポート)


a0058784_23131656.jpgケアンズ博物館にて
見づらい写真ですが。

歯医者は昔こんなんだったそうです。何がいいたいかというとあのブーンと音を立てて歯を掘ったり削ったりする機械は足踏みだった。

そうすると歯を削っている最中に足が疲れてきたらどうするんだろう。いっぱい虫歯がある客は歯医者も疲れるから途中で休憩したりしていたのだろうか。
[PR]
by warabimochi57 | 2006-04-13 23:23 | Comments(0)

攻めに出よう

検査の結果、ガンの他の器官への転移はありませんでした。

今まではどうしてもガンに攻められている自分を守るという発想だったけど、攻撃に転じて左の肺の上半分を切ります。敵は全滅じゃ。

プロのスポーツ選手でもない限り、治ったらスポーツもできるそうです。駅伝も走れるそうです。肺って予備があるらしい。

手術の担当は若いヌボーとした男の先生です。貫禄はないけど実務的にちゃっちゃとやってくれそうな感じ。

これで手術までの目途が立ったので、あとはぼちぼち学校と交渉したり、勉強も再開していきたいです。1行でも本を読めたら嬉しい。そして覚束ない英語で慣れない交渉をして、もしもスムーズに留学計画に戻れなくても、言語学への志は変わらないという闘志も戻ってきました。

なーんや、たいしたことなかったやん。(となめているとまたモヤモヤさんにけとばされるのですが、その時はその時。)

一つだけドキドキしてるのは全身麻酔です。これはちょっと楽しみというか、どんなんでしょうね。またレポートします。手術はさ来週になる予定です。
[PR]
by warabimochi57 | 2006-04-12 20:07 | Comments(0)

人の世のあわれと傲慢について

昨日自分で書いたのが気になって出典を探しました。

「人の世のあわれは、どんなに傲慢な人にもあるのだ」  
 田辺聖子「姥うかれ」より

この一連の姥シリーズに出てくる「モヤモヤさん」というのが意地悪な神サンというか何か超越したもので、人間に意地悪ばかりする、今オーストラリアに留学しようかと意気込んでいると肺ガンを発病させて喜ぶというような意地悪な超越者です。

そして人間はそれに対抗しなければならない。ここでショボンとしてたりするとさらにモヤモヤさんに意地悪される。思いもかけないところから人間の足元をすくって喜んでいる神サン。

そんなモヤモヤさんに足元をすくわれたような気がしないでもないこの頃なのだが、しかしこの「人の世のあわれ」を思うとき、病気とか死とかはどんなにどんなに傲慢な人をも必ず襲うもので、そしてそこには平等に「人の世のあわれ」がセットで配られているのを思うとき、私はむしろモヤモヤさんは牛乳配達のように「あわれ」を配ってはる超越者であろうという気がしてくるのでありました。

明日からスーパーで買うてきますのでもう配達いりません、というても相手が神サンではなあ・・・
[PR]
by warabimochi57 | 2006-04-11 22:09 | Comments(2)

謹製 さつき


by warabimochi57
プロフィールを見る
画像一覧