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一番人気

暮れの有馬記念は一番人気が順当に決めたと聞きましたが、このブログの感想を言ってくれる人の一番人気はやはり、我が敬愛するピーター・ミュールホイスラー教授のようです。対抗馬は勿論ケイトでこの2頭、失礼、お二方でガチガチの鉄板レース。はっけよーい、のこった、のこったで今年も二人に相撲をとってもらう、のではなくて、それぞれに厳しい、でも(たぶん)愛情深い指導に応えるべく、今年もトクピシンの道に精進したいと思います。

噂には聞いていたけれど、話者本人達のトクピシンに対するネガティブなイメージは、私の想像を超えるものがありました。「あんなのはブロークンイングリッシュだ」と吐き捨てるように言うパプアニューギニア人のエリートの人々に何人も出会い、逆に私のこの言語に対する愛着は一層深まってきました。言語学者の間でも、現在でこそピジン・クレオール言語は立派な研究対象とみなされているけれど、ごく最近までそうではなかった。ブロークンの言葉が示すように壊れた言葉として蔑まれ貶められてきた。だからこそ先人達は、ピーターのような人々はこだわってきたのではないか。教授とそんな話をしたことはないけれど、あの論文製造機のような明晰な頭の中に何が入っているのか、普通の人と同じ脳みそが詰まっているのかどうか・・・今年はせめてちゃんと会話らしい会話ができるようになりたいと切実に思います。ピーター・ミュールホイスラーに出会ったことがやはり2006年の一大事件でありました。

レポート提出(ケイトへの第1稿)まであと3日。もう今日は寝よっかな。
by warabimochi57 | 2007-01-02 20:55

謹製 さつき


by warabimochi57