オーストラリアでトクピシン

トクピシンの例文(スミスさんが現地で収録したもの)を読んでいるといろいろ面白いものがある。

「飛行機が動かなくなったので僕達は降りてみんなで飛行機を押した」
それ、飛行機だよね。車が雪にはまったんじゃないよね。

「そのブタはものすごく大きくて人を食うので結局みんなは村を捨てた」
人食いブタ。それはこわい。

「彼は子供達にその亀を売ってくれないかと言った」
浦島太郎。

松本清張の小説に浦島伝説の起源をいろいろ論じていたのがあったが、興味がなくてそこは飛ばして読んでしまった。南方起源説もあっただろうか。

今日はまたかの神様のように偉いアンディ先生にメールを書く用事があったのだが、やっぱりアンディと呼びかけるのに抵抗があってまたシャリフに相談してみた。

「ねえシャリフ、私はどうしても自分の文化的基盤に制約されてこんな偉いプロフェッサーにアンディって呼びかけるに忍びないんだけど、どうしたらいいと思います?」
「Yu must call him Andy(勿論アンディと呼ぶべきでしょう). ここはオーストラリアだから」

と言ってもらうと私もお墨付きをもらって気が楽になってオーストラリア人のようにメールを出せた。一度呼んでしまえばあとは繰り返すのは簡単になる。シャリフは続けて

「たとえばオーストラリアでは、指導教官にメールを出すにもディア・プロフェッサー・ミュールホイスラーなんてするのは変で、ディア・ピーターとするでしょう」

う・・・私はその変なのやってます。ピーターと呼ぶのは陰でだけ。ちなみにシャリフ自身も、彼のバックグラウンド(イラン)では先生をファーストネームで呼ぶ習慣はないそうです。

日本でお世話になったなるべく偉い先生を思い描いてみる。××先生とか○○先生を・・・とか・・・と呼ぶなんてやっぱしあり得へん。

アンディには2時間以上かかってトクピシンでメールを書きました。もう今日はそれで大仕事した気がする。何よりアンディと呼べたのが上出来。オーストラリア人に一歩近づいたなあ。
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Commented by いもうと2 at 2006-11-29 05:10 x
黒柳徹子もニューヨークで演劇を習ってたとき、先生をメアリーとはなかなか呼べなかったって書いてたなあ。どうしてもそう呼ばないといけないというので、その代わり非常に丁寧にしていたら、メアリーも悪い気はしなかったみたいだといってました。
Commented by さつき at 2006-11-29 19:55 x
その代わり、というのがなんか可笑しいな。

まあ、私のお世話になった外大の先生も、そんなに若くもない既にそこそこ権威もある先生やけど学生からもらったメールに「よろぴこ」と書いてあったらしい(よろしくお願いしますの意です)ので、日本もそのうち、フレンドリーになるんかもわからんな。既にうちらの世代でもその前とか前の前の世代と比べたら先生に対して友達のように振舞ったりしてるわけやし。

オーストラリア初心者のうちは、自分の文化を引きずっててもええやろけど、上級者になったらいつまでも丁寧にしすぎるのはかえってあかんやろな。
by warabimochi57 | 2006-11-28 20:36 | Comments(2)

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