ボケと平和について

祖母は亡くなる前はボケていて、病院のベッドの上で「ワシはどっこもワルない」と健康を誇っていた。それは周りのものにとっては少し救いでもあった。

事の重要性を認識していない人にとって、事は重要ではないのだ。

まるで他人事のような冷静さでガンを語る私に、何人かの人は感嘆してくれたのだけど、違うような気がする。これを重要なことと捉える能力が欠落しているだけであろう。早い話がこういうことに関しては私は生まれつきボケているのである。

教育基本法の改正に反対する。

でも正直言って、戦う前に負けるだろうと思っている。愛国心が戦争やら差別やら偏狭なナショナリズムに結びつくからではなくて、とにかく全てのものに対して全然誰をも何をも愛さないという選択肢を残しておいて欲しい、もう少し言葉を足すと心の内面に干渉されるいわれはない、からなのだけどそれは私にはガンなんかよりずっと重要なのだけど

「愛さないことが重要だ」なんて言っても、我ながら説得力がない。そんなことが重要な人はたいてい自分勝手な人なので、どう考えてもこの勝負は勝てるわけがない。

この世に愛がなかったら、どんなに平和だろうと思うのだけど、思うだけにしておこう。
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Commented by hana at 2006-05-13 08:34 x
愛を法律で定めるような国をどうやって愛することができるのだろう。
事実上は、この文言をタテに政府が「これが国を愛するということだ」と決めた言動や思考パターンを子どもたちに強いることができるようになるというだけで、それが目的なんでしょうが。
Commented by hana at 2006-05-13 08:44 x
思わずコメントだけ送ってしまいましたが、
さつきさん、以前のサイトの頃から好きで時々見てましたよ。
しばらくぶりに検索しました。
大変な手術をされたようですが、お体をどうぞお大事に・・・
Commented by さつき at 2006-05-13 13:05 x
hanaさん、コメントありがとうございます。検索までしていただいたとのこと、恐れ入ります。

これは愛しろ、これは愛するなと与えられて何かを感じたとして、それは愛といえるのかというのも甚だ疑問なのですが、そもそも余計なお世話じゃ、と私は思うんですが、愛したい人はどうぞお好きに愛せばいい。でも愛してない人が職を奪われたり給料を減らされたりするのは許されないと思います。思うだけで法律作るとかのめんどくさいことは全部おじいちゃんたちに任せて放ってきたうちらが結局こういう事態を作ってるんですが。民主党案もどっちが自民党だかわかんないようなのですし・・・
by warabimochi57 | 2006-04-15 20:33 | Comments(3)

謹製 さつき


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