留年するとこした

ところであさってには博士後期課程の報告論文というやつを出さないといけないのであるが、これは学生便覧に書いてあるだけで、締め切り2日前になっても誰からもどこからも出せともなんとも言われないので私はもう少しでこんなのがあったことを忘れて留年するところだった。たまたまドイツで研究員をしている同期の友人が、彼はドイツにいるから出せないのでメールで送るから僕の分も出しておいてねとちょっと前に連絡をよこしたので自分も出さなきゃいけないことに気づいたのである。危ない危ない。先生に聞いてみたら、この報告論文というのはこの1年間にやったことをまとめればよいので、特に新しい論文を書く必要はなく、今までの論文やデータを整理して今後の自分の研究のために出せばよいということだった。1年間にかろうじて小さいのを2つ書いたのみの私の論文は、それをまとめるとなんか縮小して2つだったものが1.5ぐらいになってしまうのであるがやむを得ない。

さらにそれには研究計画書をくっつけて出さねばならず、こっちは新しく書かねばならない。そこで去年入学当初に提出したものを一体私の計画はどうなっていたんだっけと見直してみて、そのあまりに稚拙さに愕然とした。いや、私、成長してるわ。少なくとも1年前のひどさがわかる程度には。

こんな私にも最近はコメントを求める人が出てきた。とてもとても先生や研究者の仲間達のような的確で鋭いコメントはできないけれども、それでも今までずっとずっと自分の拙いレポートや卒論やなんやかんやをたくさんの先生や先輩やいろんな人に送りつけたりして、指導を仰いできたのである。その万分の一でも若い人に返せる機会にはなんとかちょっとでも応えたい。「それでも自分の受けた学恩には遠く及ばないけれど」というのは、別の機会に尊敬する先輩がおっしゃっていた言葉である。もしかしたら先生や先輩たちもみんな順繰り順繰りにこの道を通ってきたのだろうか。先生達はみんな偉くて私には雲の上に見えるけれど、返すどころかさらに借りを重ねるありさまでもがいている時期が、先生達にもあったのだろうか。

留年するとこした、というタイトルは厚沢部にいたころの方言で「もう少しで留年するところだった」という意味である。いや、まだ出してないからまだ免れてはいないんだけどね。留年してる場合でないから明日までには書くはずである。たぶん、きっと。ブログに逃避してないでコーヒー淹れてがんばろう。
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by warabimochi57 | 2016-02-29 20:49 | Comments(0)

謹製 さつき


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