詐欺師の商売

自分の方言のデータを、11年前に実家の近所のご夫妻に話を聞かせていただいたカセットテープの録音をデジタルデータに焼く機械はないので、そのテープをかけてボイスレコーダーで録るということをしている。これは11年前に外大の学部の時にレポートの課題に使ったデータなのだが、ごく一部しか書き起こししていなかったので、それ以外の箇所は私の記憶から抜け落ちていた。

おっさんは、うちの方言で「おっさん」は敬語として通用するので、私はその子供の時から世話になっている老夫妻におっさん、おばさんと呼びかけているのだが、兵隊に行かれた人である。その話では11年前当時、県内各地で戦争展をされたということでおっさんは写真やなんかの資料をいろいろ県に寄付をされたのだった。そこで何が起こったかというと、その戦争展に行った人がそこに展示されているおっさんの兵隊さんの写真を勝手に撮影し立派な額に入れて、おっさんがいない間に自宅を訪問しておばさんを騙してその写真を売りつけたのである。本人が寄付した写真を、展覧会場で客が勝手に写真に撮り、立派そうな額に入れてうまいこと言うて妻に売りつけるという商売、世の中にはいろんな人がいる。おばさんの弟さんは19歳で兵隊に取られて19歳で亡くなったという。70年前の話を私たちは繰り返さないと言い切れなくなってきた現在、ご夫妻はご存命ではあるがもはや元気なお話を聞かせていただくことは望めなくなっている。

連休中に小学生の甥姪と電車に乗っていたら、二人がどうもこの連休中にうまく遊べなかったことを反省していた。つまり私やおじいちゃんやおばあちゃんがみんな暇な時をうまく活用してみんなで遊びたかったのであるが、もう一つ日程が合わなかった、それを反省していたのである。平和なやつらである。私の論文は締め切りまでに書けるかどうかわからない。残暑も戻ってきて世の中も暑苦しいのだがとりあえずできることをやっていこう。お揚げさんでも炊いてごはんにしようと思う。
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by warabimochi57 | 2015-09-23 19:40 | Comments(0)

謹製 さつき


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