咲きも乱れず清く立つ

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山の菁莪(しゃが)咲きも乱れず清く立つ
牛若と云ふ少年のごと

与謝野晶子


鞍馬の話題をもう一つ。鞍馬山霊宝殿という小さな博物館の2階には与謝野記念室というのがあって与謝野寛、晶子夫妻にゆかりの品々が収められている。上の写真は実家に近い滋賀の山の中で今年の夏に名前もわからずに撮ったのだが、これが晶子が歌っているシャガだった。

牛若丸はこの花のようにりりしい少年だったのだろうか。しかし同じ博物館の弁慶についての展示を見ると「日本人にとって弁慶抜きの義経はわさび抜きの寿司のようなものである。」といきなり書いてあって、りりしい少年の牛若もサビ抜きの寿司呼ばわりされているのだった。

私は博物館の受付で牛若丸の手ぬぐいを買った。確か京の五条の橋の上で牛若丸が弁慶をやっつけたはずなのだが、私の脳内牛若丸はその後お椀の舟にのって鬼退治して打ち出の小槌を持ってお姫様と結婚してしまう。どこでこんがらがったのかサビ抜きの寿司どころではない。手ぬぐいも買ったことだしせっかくなのでその辺の古典や歴史書などを読み直そう。

京都にいるとめったに京都を歩かない。友人達が訪ねてくれるのはいつもいい機会になるのだが、一人でももっとこういう時間を作りたいと思う。
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by warabimochi57 | 2012-10-08 23:03 | Comments(0)

謹製 さつき


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