紅白饅頭の不満

正月2日、近くのスーパーで紅白饅頭を配っていた。朝10時から先着100名様なのだが、あんまり早く行って饅頭目当てに来たと思われては悔しいのでわざとゆっくりめに出かけた。

饅頭目当てとはわからないように少し三つ葉やピーマンなども買う。ぎりぎりだったと思うが無事にピンクと白の大きな饅頭をゲットして満足だったのだが、なんとしたことかこれがまずかった。

それはもう、ただでやってんだから味なんかいいでしょとしか思えないまずさで、私はおもわず捨てた包み紙を拾い直して饅頭を作った店の名前をチェックした。

子供の頃、入学式でもらった紅白饅頭にしても葬式で配られる葬式饅頭にしても、それはそれはおいしいもので、皮もあんこもおいしくて饅頭のざぶとんに敷いてある竹の皮までなめ尽くしたぐらい、私の中で饅頭はおいしいものであり、40年以上その認識は変わっていない。

だからスーパーで饅頭が配られるというのをこの正月の重要イベントとしてマークしていたのである。しかしその期待は裏切られた。大きい饅頭は皮もあんもまずく、2つとも食べたけど胸やけだけが残った。

私が子供の頃は決して戦後の食糧難とかではなく今みたいに華やかではないにしろ甘いお菓子もなんでもあったので饅頭の記憶を美化しているわけではない。そうではなくて、ほんとにおいしかったのだ。うちの地域に紅白饅頭やら葬式饅頭を提供していた饅頭やさんが、そこは老舗の今もある店なのだが、とてつもなくおいしい饅頭を何年も出し続けていてくれた、今もいてくれるのだ。

という訳で正月2日、スーパーでまずい饅頭を配られたおかげで、私の饅頭に対する認識を40年以上にわたって最上のものとして維持し続けてくれた饅頭やさんの有り難味を思うことになったのだった。

ここなんだけど、実はまあ、ここに限らず故郷は和菓子のおいしいところである。京都の上品なのとはまた違う素朴な庶民の味といった店が多い。このまずい饅頭の店も地域的に見ると故郷ではないが和菓子のおいしい辺りだと思うのだけどどうしてこうなったのか。しかし次からは饅頭が配られるときにはどこの店かをチェックしてからもらうべきか。しかしそうまでして饅頭をもらうべきなのか悩みは尽きない。平和な正月であった。
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by warabimochi57 | 2011-01-02 20:46 | Comments(0)

謹製 さつき


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